妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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妊娠後期の妊婦健診時の検査

妊娠後期におこなわれる妊婦健康診査の内容とは、膣培養検査、血液検査、NST(ノンストレステスト)などの目的や内容などについてが行われます。

膣培養検査

GBS(B群溶血性レンサ球菌)は膣内の常在菌で、全妊婦の10~25%から検出され、分娩時に赤ちゃんに感染すると重症化することがあるため妊娠後期に検査をおこない、陽性の場合は出産までに治療をおこなう必要があります。

NST(non-stress test)

NSTは子宮収縮のない状態で、胎児の心拍数を調べる検査で、胎児の心拍を連続的に記録し胎児の元気の良さ、予備能力、胎盤機能を評価をおこないます。
検査方法は、ママの腹部に子宮収縮を計測する陣痛計と胎児心拍計を装着し、胎児心拍数と子宮収縮圧を経時的に記録します。同時にママ自身が胎動があったらボタンを押します。
所要時間は20~40分で胎児の胎児の元気の良さ、予備能力、胎盤機能を評価します。

妊婦健診で行われる妊娠後期の超音波検査

  1. 胎児発育
  2. 胎児異常・奇形のチェック
  3. 羊水量
  4. 胎盤の付着部位、成熟度など
  5. 臍帯の付着部位、巻絡の有無
  6. 頸管の成熟度、産道の評価

骨盤レントゲン検査

分娩時、胎児が通過する骨産道である骨盤の広がりに比べ、胎児の頭の大きさが大きくつりあいがとれない状態を児頭骨盤不均衡(CPD)といいます。
妊娠37週前後においてグースマン法またはマルチウス法と呼ばれるレントゲン検査がおこなわれその後の分娩法が検討されます。

胎児胎盤機能検査

予定日を過ぎると胎児胎盤機能検査として、生化学的検査、ノンストレステスト、超音波検査が行われます。
生化学的検査では、母体血中ヒト胎盤性ラクトーゲン(HPL)、尿中エストリオール(E3)が調べられ、ノンストレステストでは、胎児心拍数のモニタリングが行われ、胎児の健康状態が調べられます。
超音波検査では、胎児推定体重、羊水量の測定、胎児循環動態の測定が行われます。
これらを総合し、胎児の健康状態が判断されます。

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