【原因】 てんかんは脳に異常がなく体質が原因で起こり、原因がはっきりしないものと、生まれつきの異常や病気、けがなどにより、脳に障害が生じて起こるのもがあります。 てんかんはこどもの頃に発症するものがほとんどで、日本では珍しい病気ではありません。 てんかんというと「遺伝する」とか「治らない」とか、なかには「精神病」などと社会的な偏見がありますが、これは大きな間違いです。 てんかんの70%は適切な抗てんかん薬の内服で発作が消失し、普段の生活ができます。 【症状】 てんかんの発作はいろいろあります。 ◆大発作 突然に意識がなくなって、全身をかたくさせて、白目をむいて、手足をバタバタさせます。 しだいに手足の動きはゆっくりになり、発作がおさまると深い睡眠に入ります。◆小発作 短時間の意識消失発作です。 突然それまでの動作が止まり、ぼんやりしたような症状を示し、数秒後にもとに戻ります。 幼稚園から小学校の低学年の女の子に多い発作で、3歳以前のあかちゃんにはみられません。 ◆焦点性発作 病巣部位によってさまざまな発作症状がみられます。 たとえば、手足だけがけいれんする、首を右に曲げる、からだの一部がしびれる、などの症状が数秒から数分間起こります。 ◆ミオクロニー発作 手足やからだの筋肉の一部が突然、瞬間的に収縮してまたもとに戻る発作です。 意識消失はありません。 ◆点頭てんかん 「ウエスト症候群」ともいわれ、てんかんのなかではもっともたちが悪く、生後3ヶ月〜1歳のころのあかちゃんに多くみられます。 眠りから覚めたときや少し眠くなってきたときに、急に驚いたように両手を広げ、頭を前にガクンと曲げるような、うなずくような動作をします。 この発作を短時間に何回かくりかえします。 点頭てんかんになると、その後精神運動発達の障害が起こります。 【ママへ】 発作後すぐに受診し、発作のようすを詳しく医師に伝えましょう。 検査でてんかんの種類や原因がわかれば、薬を用いての治療になりますので、毎日正しく服用させることで、コントロールでき普段の生活が送れます。 心配しすぎたり、過保護になったりしないよう心がけましょう |