不妊症検査の診察
不妊症で受診し、詳しい問診がおこなわれたあと、診察が行われます。
初診時に、身長、体重、BMI、血圧、脈拍などの基本的な身体情報のほかに以下の項目について診察がおこなわれます。
甲状腺
視診、触診による甲状腺は腫大または圧痛の有無、甲状腺機構亢進症または甲状腺機能低下の所見を診られます。
乳房
乳汁分泌の有無とその性状、高プロラクチン血症を所見を診られます。
皮膚
多毛、座瘡、頭部の男性型脱毛は男性ホルモンの過剰を示唆します。多嚢胞性卵巣症候群、副腎疾患を疑う所見となります。
内診
膣、子宮の形態異常の有無、膣分泌物の性状、子宮、付属器の腫大および腫瘤の有無、子宮の腫大は子宮筋腫や子宮腺筋症を疑う所見となります。
子宮の可動性不良やダグラス窩の腫瘍、圧痛、結節の有無は、慢性的な骨盤内炎症性疾患や子宮内膜症を疑う所見となります。
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