妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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産痛緩和のための精神的ケア

リードが唱えたように、不安(恐怖)、緊張、痛みには関連性があり、産痛の身体面と心理面に相互作用があります。すなわち、分娩時の不安や恐怖が身体に緊張を引き起こし、それによって痛みが増強、それがさらに身体的緊張を引き起こし、不安や恐怖がさらに大きくなり、すると痛みはますます増強し、悪循環を起こしてしまいます。
不安や緊張を軽減するためには、妊娠中に母親学級や安産教室に参加し、からだの構造、分娩のメカニズム、分娩の経過と効果的な過ごし方などの知識を得て理解し、正しく分娩のイメージを描くことが必要です。
しかし、実際に分娩期に入ったとき、これまで学習した知識やイメージ通りとはいかないことがほとんどです。
まず、産婦自身が、分娩には個人差があることを理解しましょう。
自分の分娩経過について医師や助産師から説明を受け、現在の分娩進行状態を正しく理解するように心がけましょう。
他の産婦さんと比較したり、経産婦さんの場合は前回の分娩と比較しないようにしましょう。
助産師や看護師からのアドバイスを受けながら妊娠期に練習した呼吸法や弛緩法などを行いましょう。
ご主人や家族の方にマッサージや指圧などを行ってもらうことも良いでしょう。

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