妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
スポンサーリンク

分娩期の副腎皮質ホルモンの変化

胎児のからだでは、妊娠36週ころから副腎皮質ホルモンであるコルチゾルの濃度が増加してきて分娩が近づくにつれて急上昇し、分娩後に減少します。このコルチゾルの急上昇が陣痛発来に関係すると考えれています。さらに、コルチゾルは胎児肺胞のⅡ型上皮細胞からサーファクタントの分泌を促進し、分娩直後の新生児呼吸開始に重要な役割を担っています。羊水中のサーファクタントと血小板活性化因子(PAF)は妊娠後期に増加してきて羊膜でのPGE2産生を増加させます。このPGが子宮収縮に関与している可能性が示唆されています。

スポンサーリンク