お産のはじまりはそれぞれの人で違っています。
一般的には「おしるし」「陣痛」「破水」の3つの症状がお産のはじまりの合図だといわれます。
[おしるし]
お産が近づくと子宮口が徐々に開き、胎児ちゃんを包んでいる卵膜が子宮内壁からはがれ粘液に血液が混じったおりものがみられることがあります。
色は茶褐色からピンク色までさまざまです。
量は下着に少量つく程度から月経の終わりくらいの量とかなりの差があります。
ただし、おしるしがあってもすぐにお産がはじまるとはかぎらず、人によってはおしるしから陣痛開始まで数日かかることもあります。
なかにはおしるしがないままお産がはじまる人もいます。
注意しないといけないことは、お産が近づいたとき心配な出血もありますから、出血の量が多い、赤い出血が流れ出ることが続く、おなかの張りや痛みが長い間続いたり、激しい痛みがあるときには受診をしてください。
[分娩陣痛]
お産が近づくと下腹部に軽い生理痛のような痛みや腰の痛みや重い感じを不規則に感じるようになって来ます。
これは<B>前駆陣痛</B>といい、そのまま痛みの間隔が短くなっていく人もいれば痛いが遠のいて消えてしまうという人もいます。
今、感じている陣痛が前駆陣痛かお産のはじまりの分娩陣痛かどうかを調べるために、おなかが張ったり痛んだりしたら、何分おきに張りや痛みを感じるか間隔を測ってメモしてみましょう。
痛みや張りの間隔が10分毎で1時間に6回以上あればお産のはじまりである<B>分娩陣痛</B>だと判断してください。
ただし、経産婦さんで前回お産が早かった方、初産婦さんでも診察でお産が早く進みそうだと説明のあった方などは検診のさいにどれくらいの時期に連絡をするべきか必ず確認しておいてください。
[破水]
胎児ちゃんを包んでいる卵膜が破れ、なかの羊水が流れ出ることを破水といいます。
普通は分娩陣痛がはじまり、子宮口がある程度開いてから破水するのですが、陣痛がはじまる前に突然破水することもめずらしくはありません。
破水があった場合はすぐに連絡して入院することになります。
それは、卵膜が破れていますから羊水や胎児ちゃんが感染を起こすことが考えられます。
さらに、破水し羊水と一緒にへその緒が子宮の外へ出で、へその緒が圧迫されると胎児ちゃんへの血行が途絶え酸素が供給できなくなりますから胎児仮死などの危険性が出てきます。
卵膜が破れ、なかの羊水が流出する量は人によってさまざまです。
生暖かいものがかなりの量出ると破水と判断できるのですが、少量の場合はおりものや尿と区別がつかない場合もあります。
しかし、破水は先にお話したようは危険性がありますからはっきりしないとき、疑わしいときにでも病院へ連絡してください。
破水の場合はお風呂やシャワーなどは使わずにきれいなナプキンを当てて、なるべく横になって病院へ急いでください。
破水の場合には車のシートに防水シートや大き目のビニール袋を敷き、その上にバスタオルなどを敷いくと羊水で汚すこともありませんから準備しておくといいでしょう。