妊娠・出産・新生児*Dear Mom*
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分娩第1期の経過とママの様子

分娩の経過は、前駆期、分娩第1期(開口期)、分娩第2期(娩出期)、分娩第3期(後産期)、分娩第4期に分けることができます。

分娩第1期とは

10分ごとの規則的な子宮収縮(分娩陣痛)が始まってから子宮口が全部開いてしまう(全開大で直径10㎝)までを分娩第1期といいます。

分娩第1期の分娩の経過

分娩開始の頃は子宮収縮(陣痛)が起こる間隔は10分ごとだったのが徐々にその間隔が短くなり、痛み強くなり、痛みの持続時間も長くなって来ます。
このように子宮収縮が繰り返されることで胎児は下へ下へと押し下げられていきます。
このとき子宮の入り口もどんどん柔らかくなっていきます。
また、胎児が下がってくると胎児の頭と子宮頚部にはさまれた卵膜は中に羊水をためた風船にようになります。これは胎胞と呼ばれるもので胎児を子宮収縮による圧迫を直接加わることから守る役目があります。また、胎胞が胎児に先行し子宮口を押し広げる役割もあります。
子宮収縮によって胎児は下へ押し下げられていくのですが、このとき胎児は骨盤のできるだ広いところを通るためにあごを胸にくっつけ狭い骨盤を通り抜ける準備をはじめます。
子宮口が全開(10㎝)する頃には子宮収縮の間隔も短くなり、痛みも強くなって来て、破水が起こることとなります。(破水の時期はそれぞれの産婦さんで異なります。)

分娩第1期のママの様子

子宮収縮の間隔、すなわち陣痛と陣痛の間隔が徐々に短くなり、痛みも強く感じるようになりますがまだいきんだりせずに呼吸法などでできるだけリラックスして過ごすことが大切です。
むやみに力を入れたりすると体力を消耗し、疲れてしまうだけでなく胎児へも負担が大きくなってしまいます。
陣痛の強さによって呼吸法を変えたり、自分がどのような格好が一番楽か考えたりしてください。
胎児が下がって来るにしたがって背骨や腰、骨盤のあたりが辛くなって来ますから自分で痛いところを押さえたり、圧迫したりすることで緩和することができます。また、介助者やご主人、ご家族の方に圧迫やマッサージをお願いしてもいいでしょう。
尿意や便意があったら助産婦や看護婦に伝えてがまんすることがないようにしてください。
痛みも強くなり、子宮口も全開に近づいて来ました、いよいよ赤ちゃんに会えるまであとわずかです。

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